記憶の宮殿(メモリーパレス)の作り方や使い方!コツも解説

私は小学生のころ、テレビで見た記憶術に興味を持ち、記憶の本を読み始めました。

そこで知ったのが、「記憶の宮殿」という言葉です。

当時の私には難しく、結局どうやって覚えたらいいのか分からなくて挫折してしまいました。

それから10年以上経ち、再び記憶術に興味を持ったのが、ほんの数か月前です。

いやー、もっと早く知りたかったというか、早くに興味を持ちすぎたというか……。

学生の頃に身に着けていたら、人生が変わっていたレベルだと思います。

だからこそ、色んな人に「記憶の宮殿」を知ってもらいたいと思い、この記事を書いています。

小学生時代の私にも理解できるような、やさしい記事にしようと思って書きましたが、さすがに難しいですかね?笑

とりあえず、分かりやすく解説したつもりです。分からない部分は、あなたの親御さんが教えてくれます!(丸投げ

ちゃんと読み進めていけば、記憶の宮殿を体験できるように書いています。よかったら、挑戦してみてください。

マインクラフトで場所法を説明してみた』という記事も作ったので、併せて読んでいただくと理解が深まると思います。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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記憶の宮殿(メモリーパレス)とは

記憶の宮殿, メモリーパレス, マインドパレス, 場所法, ジャーニー法, LOCIメソッド, etc.

色んな呼ばれ方をしていますが、全て同じ方法を指しています。

私は普段「場所法」と呼んでいますが、今回は「記憶の宮殿」に統一します。

記憶の宮殿は、たくさんの情報を記憶するテクニックのひとつです。

応用すれば円周率を何百桁も覚えたり、混ぜたトランプの順番を丸暗記できたりします。

天才にしかできないと思っていた芸当を、できるようになるのが「記憶の宮殿」という方法です。

多くの情報を記憶するテクニック

タコ, マネキン, 桃, ドライヤー, 犬, お相撲さん, 白菜

この単語と順番を、あなたは暗記できますか?

暗記できるもんね!という方も、ちょっと面倒くさいなぁと思った方も、記憶の宮殿を使うと今よりも簡単に覚えられます!

ごちゃごちゃ解説するよりも、体験してもらった方が早いので5分だけお時間をください。

この5分間で、あなたに「記憶の宮殿」を体験してもらおうと思います。

記憶の宮殿の作り方【体験】

それではさっそく、記憶の宮殿(メモリーパレス)を作ってみましょう。

次の内容を、頭の中でイメージしてみてください。見えない風景を想像したり、妄想したりするのと同じ要領です。

  • 家の外

    外から帰ってきたあなたは、今、自宅の前にいます。

  • 扉を開けて、家の中に入りましょう。

  • 玄関

    玄関で靴を脱いで、手を洗いに行きます。

  • 洗面所

    手を洗った後、飲み物を取りに冷蔵庫へ。

  • 冷蔵庫

    飲み物を手にして、部屋に行きます。

  • 部屋

    部屋でのんびりしたあと、お風呂に行きます。

  • お風呂

    シャワーを浴びて、ベッドに向かいます。

  • ベッド

    布団をかけて就寝。

ちゃんと、イメージできましたか?

一度目を閉じて、家の外からベッドに行くまでの、順路をイメージしてみてください。

扉を開けて、玄関を通って、洗面所に行って……

扉からベッドまで、順番通りに移動できましたか?

答え合わせをしてみましょう。

【 扉→玄関→洗面台→冷蔵庫→部屋→お風呂→ベッド 】

この順番で、移動できていたらオッケーです。

これで、記憶の宮殿(メモリーパレス)の完成です!!

「え?順路を覚えただけじゃん」「どこが完成なんだよ!」と思うかもしれませんが、これがめちゃくちゃスゴイんです。

では実際に記憶の宮殿を使って、そのすごさを実感してみましょう。

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記憶の宮殿の使い方【実践】

タコ, マネキン, 桃, ドライヤー, 犬, お相撲さん, 白菜

記憶の宮殿を使って、上記の順番を覚えます。

細かいことを言うと、体験してもらうのは「記憶の宮殿」と「ストーリー法」を合わせたものです。

ストーリー法に関しては、暗記後の解説に書いているので今は気にしないでください。

最後にもう一度だけ、順路をイメージしておきましょう。

【 扉→玄関→洗面台→冷蔵庫→部屋→お風呂→ベッド 】

大丈夫でしょうか?

それでは、暗記をスタートします。

記憶の宮殿を歩く

ひとつひとつ、頭の中でイメージしていってください。

あなたが家の前につくと、扉に「タコ」がくっついています。下に落ちないのは、強い吸盤があるからでしょう。

タコを無視して家の中に入ると、玄関に「マネキン」が立っています。ちょっとしたホラーですね。

マネキンをよけて手を洗いに行くと、洗面台に大きな「桃」が置いてあります。なぜ洗面台に桃が……と思いながら冷蔵庫へ。

冷蔵庫を開けると、中には「ドライヤー」が入っていました。触ってみると、キンキンに冷えてます(笑)

冷蔵庫を閉じて部屋へ行くと、部屋の中で「犬」がワンワン吠えて走り回っています。

犬が吠えまわって落ち着かないので、あなたはお風呂に向かいます……。

ですが、お風呂には「お相撲さん」がいました。お邪魔しましたと言って、あなたはベッドに向かいます。

ベッドに到着したあなたは、「白菜」を枕にして眠りにつくのでした。

これでおしまいです。

メチャクチャな展開ですが、ちゃんとイメージできていれば、面白いくらいに順番を覚えているはずです。

玄関からベッドまで順路を辿って、何がいたのか、何が置いてあったのか、思い出してみてください。

ちゃんと思い出せますか?

それでは、答え合わせをしてみましょう。

記憶の答え合わせ

順路モノ
タコ
玄関マネキン
洗面所
冷蔵庫ドライヤー
部屋
お風呂お相撲さん
ベッド白菜

どうでしたか?

全問正解できた方もいるでしょう。間違えたとしても、「あぁそうだったわ」って感じですよね。

こんなに簡単に、モノや順番を覚えられるんだと驚きませんか?

今、あなたが体験したのは7つでしたが、場所を増やしたり、他のテクニックも併用したりすると、さらに多くの暗記ができます

ここから先は記憶するときのコツ、記憶の宮殿を作るときの注意点、トレーニング方法などについて書いていきます。

ストーリー法に関しても、こちらで追加の説明をしています。

「記憶の宮殿すごっ!」「面白いからもっと知りたい!」と思った方だけ、続きを読んでもらえればと思います。

勉強と同じで、つまらないなと思った状態でやり始めても、頭に入りませんからね。楽しむのが一番大切です。

他にも楽しいインドア趣味を紹介しているので、よかったら見ていってください。

~ 続きは記事紹介の下にあります ~

音ゲーとかどうですか?
性格診断にハマってました
解けずに放置していませんか?

記憶の宮殿のコツや注意点

「記憶の宮殿」に興味をもって下さったあなたには、私の持っている知識をすべて伝授します

記憶の宮殿で作った、「扉→玄関→洗面所→ …… 」をルート、「扉」「玄関」「洗面所」などをプレイスといいます。

ここから先は、ルート(順路)とプレイス(暗記するモノを置く場所)という言葉を、頭に入れて読み進めてください。

  • 間違えないルートにする
  • 似ているプレイスは避ける
  • 印象に残るイメージを作る
  • 別のモノを暗記したい場合

間違えないルートにする

自分の部屋, 自宅, 通学路, 公園, 学校の校舎, etc. 思い出せる場所なら、どこを「記憶の宮殿」にしてもオッケーです。

ですが、ルートの作り方には注意しましょう。

同じ道を何度も通ったり、あっちこっち飛び回ったりすると、順番を間違えやすくなってしまいます。

私が記憶の宮殿を作るときは、順番を間違えないように、右壁に手を当てて移動する形で、ルートを選ぶようにしています。

そして、そのルート上にあるモノを、プレイスとして覚えていくのです。

ルートの順番(選んだプレイス)は、必ずメモをして残しておきましょう。

似ているプレイスは避ける

体験のときに作ってもらったプレイスは、誰もが覚えやすいであろう、大きな空間やモノを選びました。

プレイスを多く作りたいときは、「テーブル, 観葉植物, 時計, パソコン, 本棚, etc. 」と、あなたの身の回りのモノを使います。

毎日、置き場所が変わるモノをプレイスにすると、順番が分からなくなります。ある程度、置き場所が決まっているモノを選びましょう。

また、「家の扉, トイレの扉, お風呂の扉, 部屋の扉, etc. 」といった似ているものは、思い出すときに間違えやすくなります。

使うのはひとつだけにして、似ているものはプレイスに選ばないようにしましょう。

印象に残るイメージを作る

例えば、お相撲さんをプレイスに置く場合。

「テーブルの上にお相撲さん」「パソコンの画面にお相撲さん」「観葉植物の横にお相撲さん」と、覚えますよね?

ですが、覚える量が増えてくると、単調なイメージでは思い出せなくなります。

そこで使うのがストーリー法(物語のような展開にする)です。悪しからず、先ほどの体験にも少し含まれていました。

「お相撲さんがテーブルの上で四股を踏む」「お相撲さんが張り手でパソコンを壊す」「お相撲さんが観葉植物に体当たり」

どうでしょうか?さっきよりも面白くて、覚えやすいですよね。

こんな風に、非現実的で印象に残るイメージを作って、どんどん覚えていきましょう。

別のモノを暗記したい場合

同じルートを使って、別のモノを暗記しようとすると、その前に記憶したものと混ざってしまう場合があります。

繰り返し同じルートを使うには、少し時間を空ける必要があります。

ルート(家の中, 公園, 学校, etc. )を複数作っておくと、時間を空けることなく、別のルートで新しく暗記を始められます。

ずっと覚えておきたい内容がある場合は、専用のルートを作っておきましょう。普通の暗記と同じく、復習は欠かせません

復習の仕方はとても簡単で、ルートと置いたモノを思い出すだけです。いつでもどこでも復習できるのが、最大の魅力ですね。

オススメのトレーニング方法

「記憶の宮殿」を使いこなすには、すぐにルートを思い出したり、覚えやすいイメージを作ったりする必要があります。

そのトレーニングとして、オススメなのが「トランプ記憶」です。

52枚のトランプをシャッフルし、その並び順を覚えるという競技です。

ひとつのプレイスに複数のイメージを置くテクニックを学べたり、人から驚かれる特技として自慢できたりします。

すこしでも「やってみたい!」と思った方は、今すぐトランプを用意して、下の記事を読んでみてください。

また、私が52枚のトランプを、1分で覚えられるようになるまでの、練習内容や成長記録も記事にしています。

そちらも、良かったら参考にしてください。

記憶の宮殿を使いこなして、よりよい生活を目指しましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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