やりたいことじゃなくて、やりたい “かも” です。
私は今まで、やりたいことリストを何度も作ってきましたが、いつも続かずに辞めていました。
「やりたいこと」という言葉に義務や責任を感じて、プレッシャーになっていたのでしょう。
やりたいことを候補に挙げたはずなのに、全然やる気が起きないし、これっぽちも楽しそうに思えなかったんです。
もっと気楽に始められないか考えた結果、「やりたい “かも” リスト」という名前になりました(笑)
真面目な人や完璧主義の人は、名前が変わるだけでも気分が楽になると思うので、ぜひやってみてください。
やりたいかもを書く理由
私はずっと、やりたいことリストを作れなかった人です。
「やりたいこと」を見つけようとすると、無意識のうちに次のようなことを考えてしまうのです。
- バンジージャンプは怖そうだからやめとこ
- 登山は準備が面倒くさそうだしな
- スカイダイビングは危険すぎるよな
やりたいよりも先に、未知への恐怖心やコスパの悪さを感じて、ものすごく面倒臭くなります。
そして「もっと他にやりたいことはないだろうか」と悩んで、結局リストを作らずに終わってしまうんです。
それを改善するための、やりたいかもリストなのです。
やりたいかもリストの作り方
やりたいかもリストの作り方は、とても簡単です。
自分が少しでも「やりたいかもしれない」と思ったことを、箇条書きしていくだけです。
Word, Excel, メモソフト, メールの下書き, ブログ, etc. といった、文章を編集しやすいものに書くのがオススメです。
やりたい “かも” なので、本当にやりたいかどうかは考えません。
例えば「バンジージャンプは興味あるけど、怖そうだしやりたいとまでは思わないよなぁ……」くらいでも書きます。
やりたいかもで共通点探し
やりたいかもしれないことをメモしておくと、他の候補との共通点を探すことができます。
「バンジージャンプ, 登山, スカイダイビング」
もしかして、自分は高い場所から景色を見たいんじゃないか?でも、危険が伴うのは嫌なのかもしれない。
そうだ!東京タワーに行ってみたいかも!
……といった感じ。
もし「やりたいこと」にこだわっていたら、共通点や嫌なことを知らないまま、白紙のページを眺めていたでしょう。
新しい視点から、自分の興味や関心を知ることができる。これが、やりたい “かも” の長所です。
候補はどんどん書いていきましょう。
やりたいかもリストの使い方
一覧表ができたら、その項目をどうしたら達成できるか、何が必要になるのか考えて書いていきます。
- 時間がどれくらい必要か
- 費用はいくらかかるのか
- もしやるならいつ頃か
そして、代替案や改善案(下の例でいうと矢印)も考えておきます。
「お金がない」「時間がない」といった、フワッとした理由で諦めるのはもう終わりにしましょう。
「何円足りないのか」「何時間足りないのか」考えてください。他に解決方法がないか、知恵を絞りだしてください。
できないと自分が決めつけているだけで、案外できることって多いものです。
組み合わせてヤル気がアップ
何かを始めるって、なかなか難しいですよね。
例えば、登山をしたいと思っても、準備が大変そうでヤル気が出ないと思います。
そんな時は、やりたいかもリストの他の項目と組み合わせてみるんです。
「登山」してから「温泉」に行く。
ついでに、美味しい「スイーツ」を堪能する。
1つでダメなら2つ、2つでダメなら3つと、楽しみを増やしていけば、ドンドンやりたくなってきます!
やりたいかもを組み合わせて、やりたいことにしてしまえばいいのです。
やりたいかどうかは後で決める
リストに書いた内容がやりたいことかどうかは、計画を立てた後でも実際にやってみた後でも判断できます。
一番もったいないのは、何もせずに判断してしまうことです。
あなたは「思ったより〇〇だった」という言葉を、よく耳にしませんか?
人は無意識のうちに、行動する前から「これくらいだろうな」と、自分の経験を元に考えているんです。
自分のやりたいことかどうかも、自分の経験を元に「これくらいの面白さだろうから」と、頭で勝手に判断しています。
自分の経験を元に判断すれば、大きな失敗はありません。ですが、今までの経験を上回るような、大きな感動もありません。
頭は安全を求めるもの、心は冒険を求めるもの。
頭で考えた安全な道を、心を殺して歩んでいくのが幸せなのでしょうか?
それよりも、心の求める冒険を頭でサポートした方が、楽しい人生を過ごせそうじゃありませんか?
「お金がない, 時間がない, つまらなそう, etc.」やらない理由を探すよりも、実現するための方法を探しましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。