「なんで生きてるんだろう」
私もそう思っていました。
所来の夢や目標を持っている人を、とても羨ましく思いました。
活躍している同年代や年下を見て、自分は何してるんだろうと情けなくなりました。
自分の生きる意味についてずっと考えていた私は。就活という人生の大きな分岐点に立ち、さらに悩む時間が増えました。
ひとりで何度も泣きました。
辛いのか、切ないのか、苦しいのか。
よく分からないけど泣きました。
そんな、私と同じ気持ちでいる、あなたに届けばいいなと思っています。
なんで生きているのか考える前に
まず最初に伝えたいのは、「あなたはひとりじゃない」ということです。
きっと周りを見渡すと、いつも頑張っている人や楽しそうに笑っている人が、嫌でも目に入ってくると思うんです。
自分だけ置いてかれている孤独感、自分だけ前へ進めていない焦燥感、私も常に感じていました。
「自分はダメだなぁ」「これからどうしよう」って考え始めたら、最後には「なんで生きてるんだろう」って泣いていました。
頭の片隅で死にたいなと思ったとき、あぁ自分は疲れてるんだって初めて気が付いたんです。
身体は休んでいたけれど、心はずっと疲れたままだったんだなって。
きっとあなたも、自分が思っている以上に悩み疲れています。
文章で申し訳ないけれど、あなたの隣にいられたらと思っています。ひとりじゃないと知って欲しくて、記事を書いています。
同じ悩みを経験した仲間がいます。あなたにも、ちゃんと味方がいます。あなたはひとりじゃないんです。
悩みの裏にあるもの
もし純粋に「生きている理由や意味」を知りたいなら、生物学を勉強したり、哲学書を読んだりすればいいはずです。
でも、あなたの求めている答えは違いますよね?
なぜなら、あなたが「なんで生きているんだろう」と悩んでいる裏には、
- 現状をどうにかして変えたい
- これからの人生が不安でしょうがない
- 自分の生きる目標や生きがいが欲しい
といった、気持ちがあるからです。
人は悩みが重なるにつれて、心に余裕がなくなり、何に悩んでいるのか分からなくなります。
それが「なんで生きているんだろう」という、漠然とした悩みに繋がっているのです。
自分の思いを書き出してみる
スマホのメモ帳でも、ノートの切れ端でもいいです。
あなたが今不満に思っていること、どうにかしたいこと、納得できないこと、しなければいけないと思っていること。
いちど全部、書き出してみてください。
あなたは何がイヤなのか、何が不安なのか、本当はどうありたいのか、悩みが具体的になると思います。
解決できるかどうかや、常識・非常識だとか関係ありません。
あなたが何をどう感じているのか、まずは理解することが大切なんです。だって、誰に何と言われようと、嫌なものは嫌ですもん。
しなければいけない事?
私は「しなければいけない」と思っていたことが、ものすごく多くありました。
- 人に優しくしないといけない
- 就活しないといけない
- 一生懸命に働かないといけない
- 努力し続けないといけない
- 常に成長しないといけない
- 効率よくやらないといけない
- 嫌でも我慢しないといけない
- 文句を言ってはいけない
- 間違えやミスをしてはいけない
- 人に甘えちゃいけない
- 人と比べてはいけない
- 人に迷惑をかけちゃいけない
- 優柔不断じゃいけない
- 落ち込んではいけない
- 約束は守らないといけない
- 友達を大切にしないといけない
- 尊敬される人にならないといけない
- 人の役に立たないといけない
- 社会の役に立たないといけない
- 家族を大切にしないといけない
- 家族の悩みを聞かないといけない
- 親孝行しないといけない
- 親を心配させちゃいけない
- 目標を見つけないといけない
- 夢を持っていないといけない
- 真面目に生きないといけない
私はノートに書きながら、いつの間にか泣いていました。
自分は、これだけ世の中に縛られて生きていたんだって。
すべてひとりで抱え込んで、自分で何とかしようと頑張っていたんだなって。
でも、本当にしなきゃいけないことなんて、何ひとつないんです。
「しなきゃいけない」なんて、ぜんぶ嘘です。
それが分かったとき、私はすこしだけ心が軽くなりました。
悩みを解決しようとする前に
自分の悩みを書き出すと「なんで生きているのか」と考えている時よりも、悩みの問題点がハッキリしてくる気がしませんか?
そのタイミングで、ちょっと待ってください!
解決の糸口がつかめた、ちょうどキリのいいところです。解決策や妥協点をさがし始める前に、一度休憩してください。
「深呼吸, 瞑想, ストレッチ, 散歩, コーヒー, 紅茶, お昼寝, etc. 」
あなたの気持ちが少しでも落ち着けば、何でもいいです。
あなたの身体は、あまり疲れていないかもしれません。
ですが、悩みとずっと向き合ってきた、あなたの心は疲れています。
「私は大丈夫……」と思わず、絶対に休んでください。
休まない人がいるのではないかと考えると、心配性の私は心臓が痛くなります。
私のためだと思って休んでください。お願いします。
問題よりも感情を解決する
私たちは「問題を解決する方法」よりも、「感情を処理する方法」を見つけた方がいいのではないかと思います。
問題を解決できたら、きっと悩みは消えるでしょう。
ですが、私たちの力だけでは、解決できないことも多いですよね。
解決するまでに時間がかかる問題、時間が経つことで解決する問題もあるでしょう。
あなたは今まで「どうしたらいいんだろう」と一生懸命考えて、なんとか解決しようとしていませんでしたか?
解決できない自分の無力さを嘆いたり、頑張れない自分を責めたりしていませんでしたか?
解決しなくていいんです。頑張らなくていいんです。
自分の感情を吐き出して、処理する方法を見つけましょう。
クソクソクソとノートに書きなぐって破り捨てたり、身体を動かしたり、大掃除をしたり、旅行したり、甘いものを食べたり……。
とにかく、色んな発散方法を試してみるんです。そうしているうちに、あなたの気持ちは落ち着いていくはずです。
問題を解決するべきか考えるのは、感情を処理した後でも遅くありません。
問題を解決したいなら
感情を処理した上で、解決したい問題もあるでしょう。
問題は人それぞれなので、直接的な答えを書くことはできませんが、ヒントになりそうなことを書いておきます。
- あなたが全部やる必要はない
- ダメ元で人に頼んでみる
- 時間が解決することもある
- 拒否するのは悪いことじゃない
- 戦略的撤退もひとつの手
- 挑戦して気づくこともある
相手がどう思うか、相手がどう考えるかは、相手の勝手です。
もし、あなたがメンタリストでも、相手の気持ちを100%コントロールすることはできません。
あなたができるのは、あなたにとって心地いい環境を作るために、「自分で動くこと」「相手に働きかけること」なんです。
あなたはきっとすごく真面目な性格でしょうから、ちょっとくらい我が儘になってもいいんですよ。
相手にとって、都合のいい人間である必要はありません。
あなたを大切に思っています
私はあなたの辛さや苦しさが、すべて分かるとは言えません。
ですが、似た悩みに苦しんだ仲間として、あなたのことを少しは理解しているつもりです。
本当は何も言わず、ぎゅーっと抱きしめて、ずっと傍にいたいくらいです。
……通報しないでください(笑)
この記事が、少しでもあなたの心を軽くできたなら、少しでも心の支えになれたなら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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Twitter:@indoorsoul